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"住まいの日記帳"


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No.16 住宅性能表示制度 Jan. 6.2003 Mon

今年の仕事はじめの日。
例年通り究極に忙しい一日だった。

所内、朝礼前からフル稼働。自分にいたっては、9日ぶりに出社したにも関わらず、机の上のFAX箱など見向きすることなく即図面を広げて作業の開始だった。

午前中は、昨年暮れにお打ち合わせをさせて頂いたN邸の図面修正とそれに伴う各外注の見積もり依頼。午後は、着工が目前に迫っているI邸の住宅性能表示申請用の図面作成とその図面を住宅評価センターに直接持ち込む。そして、最後は新年会というなかなかタイムリーにこなさなければいけない一日だった。

最近は、住宅性能表示制度の使用も当たり前のようになってきており、こちらの作業もだいぶ慣れてきた。お客様と一緒にご新築される建物の性能面でのランクを決めさせて頂き、その性能のランクの通りに設計し、住宅評価センターに申請。工事中も検査を受けながら最後は住宅性能評価書が交付され、建物のお引渡しとなる。

住宅性能表示制度は基本的にはお客様の費用ご負担で申請するものだが、昨今、欠陥住宅などの事例も多々取り立たされる上では、第三者機関のチェックをもとに建物が工事され、お引渡し後も、10年間瑕疵について無料保障が義務付けられる、また、トラブル時は解決に向け迅速に対応してもらえる、など悪い内容ではない。申請料もそんなに高くないのでお勧めする。

性能表示の申請図面や書類の作成も最近は慣れてきて、初めての時に比べればはるかに早く作ることが出来る。初めてのときは、チンプンカンプンで丸一日かかったものだが、今は約3時間で出来るまでになった。それでも今回I邸については思わぬ落とし穴にまんまとはまってしまった。

I邸は2世帯住宅なのだが、完全な2世帯。玄関も別々で内部でも行き来きが出来ない間取りなのだ。個人住宅ではあるので、専用住宅用の書類で作成していたのだ。昨年暮れその書類で提出していたら、評価センターより作り直しの指示が出てしまった。

実は、完全2世帯住宅は、建築基準法上の建物用途としては長屋扱いになる。その為、住宅性能表示制度の書類は、専用住宅用ではなく、共同住宅用のものを使用しなくてはいけないのである。

完全2世帯住宅での性能表示制度の利用は初めてだったので、そのことに気が付かず2度同じような書類を作ることとなってしまった。それで、大慌てで今日作成し直し、持ち込んだのである。明後日もう一回提出し直す事にしているが、どうしてもわからないことがあり今日直接評価センターに途中の図面、書類を持って聞きに行った次第だ。

図面は色々なことがありその都度つまずくこともあるが、今回のことはまたそれなりに勉強をさせて頂いたことにもなる。次回の2世帯住宅はこれでバッチリかな?



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