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"住まいの日記帳"


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No.24 転勤 Jan.29.2003 Wed

2月より転勤となる。

今日は、休日ながらも所内の転勤に伴う引越しの作業に参加した。

この時期、転勤や配置換えが多いのは当社の恒例でもあり、サラリーマンの宿命でもある。私も転勤となり古巣の部所に戻ることになった。

個人的には希望をしていた古巣に戻れるということで、最初聞いたときは嬉しかった。

でも今日一日、その作業を行いながら、やっぱり少しシュンとなる気分だった。

今度の部署は、担当の営業や建築のエリアは変わるが、基本的には同じ仕事となる。また、入社から4年いたところに戻るので知っている人も数多い。だから今度の部署でも仕事は今と変わらない。

しかし、この3年間作ってきた人間関係が新しくなるのも結構切ない気分になるのである。今までお客様という前線で常に一緒に仕事をしていた営業マン達、彼らとは一つの住まいの仕事を頂くために本当に多くの試練を一緒に乗り越えてきた。時には、自分のミスで営業マンも一緒にお客様の前で真夜中に土下座をしたこともある。また、設計の上長(設計長)や同僚達にも色々ご迷惑もかけてきた。その分、挽回できるチャンスが今まではあったが、これからは直接的にはない。

最近年をとったせいか、人間関係の大切さを思いしる。人はやっぱり一人じゃ生きて行けないまでの境地には行かないまでも、人のありがたみや人一人はいかに寂しいものであるかが少しずつ感じるような気分にもなる。そして、自分がいかに周りの人から支えられて今までいたかが、身にしみて感じる今日この頃なのである。

今度の部署は、以前の古巣ということ、また、今の部署よりも自分としてやりがいを感じられるところという認識ではあるが、今度の部署では、人への思いやりを大切にしながら業務にあたりたいと思う。上長、先輩、同輩、後輩たちに、素直な姿勢で望みたい。変な格好を気にせず、在りのままの気持ちを伝えていきたいと思う。そのことが、一層お互い溶け合い、同志として本物の仕事も付き合いも生まれてくると思うからだ。



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