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"住まいの日記帳"


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No.41 お客様からの信用 May.15.2003 Thu

タイトル1
(↑チラッと見える未完成の下駄箱)


今日は1日雨だった。
もう間もなくこちら(関東)も梅雨の時期に入る。

北海道出身の自分は最初こちらに来たとき、梅雨というものが大変珍しく感じた。毎日雨だったり、じめじめしている気候は、北海道ではなかなか体験出来ない。

毎日雨もなのも、なんかワクワクする気持ちも来たばかりの頃はあったけど、さすがに9年目になると嫌な季節としか思えなくなってしまった。

ところで昨日のことだが、休日を利用し完成現場のN邸に写真撮影に行って来た。

個人的にも色々な見所や今までのお打ち合わせでの思い出があり、お客様の生活が始まる前の写真として約200枚を撮影してきた。

写真の整理は今夜これから行うのだが、現場は外構工事を含め一点を除き完成をしている。

その一点とは、下駄箱が未完成なのだ。実は情けないことに自分が図面作成時に、仕様書に下駄箱の品番で右左のRとLを書き間違えてしまったのだ。

逆の下駄箱が納品されてしまい、結局取り直しということになってしまった。

起こってしまったことはしょうがないので、発覚時に再手配をきちんとしておいた。

しかし、なんと今日又、納品された下駄箱が逆だったのだ?大工さんから連絡が入り、そんな馬鹿な!?

慌てて下駄箱のメーカーに確認をしたところ、今度はメーカーが間違えてしまった。

う~ん、なんたることか、お引渡しが、明後日なのに・・・

もともとの発端は自分であるが、重々説明をし出し直しをしてもらっただけに、今日はついつい熱くなってしまった。

お引渡しまでのタイムスケジュールを計算しきっていたこともあり、かなり熱くなってしまった。

お引渡しの行為というものは、我々建築屋にとってかなり重要で、その期日はかなり大切なものなのである。

どの業界もそうなのだろうが、お客様あっての仕事であり、また、お客様の日々の生活に関わることでもある。

だから工事中は色々あっても、お引渡し日は必ず死守しなければならない。

建築側の都合でズレることはもちろんあってはいけないし、未完成工事も許されない。

万が一そうなったならば、その分保障しまた、お客様からペナルティを受けなくてはならない。更には会社の信用もなくしていく。

お引渡しは、住まいの完成ではなく、住まいの始まりという一連の中のひとつでしかない。
今後、何十年もお客様の生活を守り続けていく、建物、会社、そして私たち個人。

だから、お客様からの信用は何が何でも守らなければならないのだ。

それだけに、発端は自分であったかもしれないが、その分全力で工期に対しリカバリーしたものの結局このようなお粗末が発生し、かなりメーカーに対し熱くなってしまった。

でも、そのメーカーの担当者もお引渡しということをかなり理解してくれているようで、メーカーの本社は大阪ながらも、工場が郡山にあるらしく、明日中には下駄箱を完成させ、夜を徹して埼玉まで持ってきてくれるとのこと。

そして、お引渡しの朝に大工さんが取り付けて、何とか完成となる予定が立った。

メーカーには、なんか恐縮する感もあるが、一つ一つのお客様からの信用で成り立っている、私たちの仕事でもあるのだから、今回は何とかやってもらうことになった。

今回の件については、お客様からの信用を何よりも死守することを基準に色々段取りをしたが、下駄箱のそのメーカーもそれを理解して頂いており、個人的にはそのメーカーにとても信頼感が沸いてきた。

そのメーカーは、全国展開をしているとても大きな会社だが、一人一人のお客様を大切にしているという証でもあると思える。伊達に大きな会社じゃないなと思った。

最近、多くの業界でこの辺のことは取りだたされているが、それが出来ていないんじゃないかと思えるところも日常の生活からも感じることが多々ある。

会社がその姿勢でもその一担当がそうでない感じも良く受ける。

最近、年をとったせいなのだろうか?
何となく目に付くことが多くなったような気がする・・・



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