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"住まいの日記帳"
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No.51 |
そうだ今日はあの写真を持っていこう! |
Nov.21.2003 Fri |
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(今日持っていった写真)
久しぶりの日記帳。
ここのところスッキリとした感じがなく、ついつい日々を送っていた。
日記帳も何かハリが無いと書こうという気持ちが起きないものだ。
決して忙しいからとか時間が無い、書く事が無いとかで書く書かないが決まるものでもない。書きたい時は時間が無くても書くものだし、一日のうちに書き記すことは多くある。
そして今日なんか、朝いつものように7:00に起床、しかしダラダラしていつもより遅い7:40に朝シャワーに入り始め、8:05頃、頭も乾かし最後の着替えに入り8:10に出たいなと思う。
と、その時ネクタイを結びながら、
「そうだ今日はあの写真を持っていこう!」
と、思い立ってしまい、慌ててパソコンを起動し写真のデーターをMOディスクにコピーし始めてしまった。
自宅PC上で写真の選定をしている暇はとうてい無く、その日に撮った写真をごっそりコピーしてしまう。
ネクタイも縛り終わり、でもPCのコピーは続いている。
う~ん・・・、今日持って行くタバコも胸ポケットにしまいこみ、刻一刻、時が流れていく。
するとうやくコピーが終わり、瞬間的にPC終了操作、同時にMOディスクを背広の左ポケットにしまい込み、ドアに鍵を掛けたのは8:15。
慌ててJR駅に向かったのだ。
そう今日は、「さいたま市は浦和区瀬ヶ崎のR・M邸」の最終折衝の日だったのだ。(住まいの実例集に掲載)
折衝ではあるが、契約は関係なく気にしている写真をお客様にもぜひ見て楽しんで頂きたいと今朝ネクタイを縛りながら思いついたのだ。
R・M邸は、H(A)社と競合中のお客様である。
そろそろご決断の時期に入り、おそらく今日その結果が宣告されるのだ。
初めてお会いしたのは、約2ヶ月前。
すでにH(A)社とプランが固まりつつある中、お施主様のお父様のご友人からのご紹介で遅ればせながらお住まいのご計画に参加させて頂いた。
最初のプランのご提示は初めてお会いしてから約2週間かかった。
何となく、お客様のご要望も良くわからなく、作りようが無い感じだったのだ。
それでもお客様からの催促があったようで、お約束の日の午前中に慌てて作ったりしていた。
もちろん慌てるものだから、プランも的を大きく外している感じが常にあった。
その担当営業もご契約を頂くよりも、何とかプランが間に合ったとそのことを喜んでしまうのである。
緻密なプランでまとめてくるH(A)社に比べ、あてずっぽうなプランを出す我々。
そして、その後も、他社さんはご契約のお話の段階に入りながらも我々は、いつに経ってもご契約のことなんか一切言わず、今日は、こんな素敵なプランが出来たんですよとお客様よりも私と営業が喜んでいる始末。
なのに今日、当社とのご契約を言って頂いた。
11月24日にご調印となる。
しかし、まだ、正式な図面もお見積もりも無く、概算でお伝えしているにすぎない。
明日大慌てで図面とお見積もりの作成に入るのである。
もし実際に出た正式なお見積もりが、概算を超える場合は(たぶんそうなるが)その分追加で値引く形しかない。
その分、その営業は上からの小言を言われるだろうが、でもそれでしかないないのである。
なんと言っても、お住まいのご計画という大きなことをしているのだから細かな金額で左右されたくないのは、私も営業も同じ気持ちなのである。
決してお住まいは金額で決められるものではない。
もちろんご予算を大きく外すことは駄目だが、素敵なお住まいは、金額が高い安いに全く関係が無い。
また、家が小さいか大きいかも全く関係が無いのである。
何よりもお客様、そして我々がその家を建てたいか建てたくないかなのだと思う。
そして、そういう気持ちになる道筋は千差万別なのである。
また、それは毎回見事に違う。
その要素は、過去来数えれば400棟近く設計させて頂いているが、同じものは、二つとて無い。
だから、その要素は必ずしも細かい金額や大きさとは一致しないものなのだ。
そして、今回。
先ほどまでその営業と飲みながら話をしていたのだが、結果的に振り返れば、常に我々がイメージするものをご提案し続けた我々の姿が、当社選定の要因になったのではないのだろうか、と。
お客様の予想と大きく異なっていたプランは、最終的なご契約のプランとなってしまったのである。
良かった、良かった・・・。
でも、いきなり今日また、思いっきり違ったプランをいきなり出してしまった。
住まいの実例集「R・M邸」に掲載している第2案である。
第2案と言っても、お客様にはお見せしていないプランもあるが。
一生懸命に作っては、担当の営業とあ~だ、こーだーと言って、楽しんでいる。その中の一部をご覧になって頂いているのである。
そんな気持ちが、今日の慌しい朝となってしまったのだろう。 |
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