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"住まいの日記帳"


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No.53 N邸 Dec.11.2003 Thu

今日は週初めの一日。

住宅メーカーは平日休みが多い。
毎週この曜日は休み中にたまった問い合わせで午前中はほぼその応対で終わってしまう。
今日も午前中はまとまった仕事はほとんど出来なかった。

今日は、そんな午前中と午後は設計会議などが有り、図面を作るに十分な時間を確保しにくかったが、それでも、現在お客様と折衝中のN邸の図面の修正を行った。

N邸を始めてから、かれこれ2ヶ月ほどになる。
自分の事務所から割りと近くに計画しているお住まいで、特徴は、なかなかタイトな敷地に2世帯住宅と地下車庫を作ること。
N社と競合もしており、価格的にもタイトである。

また、4m幅員の道路に長く沿うような敷地形態と道路との高低差が最大2m40cmほどあるのである。

なかなかタイトな道路斜線が建物のいいところに突き刺さってきており、大きなフキオロシ屋根にせざるを得ない。
もちろん2階の道路側の住空間は全面天井が低くなっており、一番低い天井は1.5m。
他の天井が高い部分含め、平均の天井高2.1mをギリギリ確保している状態だ。

間取りの調整でうまい具合に、天井が低くくても良い空間と天井が高くないといけない空間を作り上げてきている。
ほぼ間取りも確定しており、今日の変更点は本当に細かいところだけであった。

それでも、競合相手との価格差が一時900万円にもなっていたようでお客様も当社ではお話にならないご様子であった。

しかし、良く良く比較してみると、N社は地下車庫が1台分なのが当社2台分確保していたり、高低差を低くしていたN社に比べ当社は1mも高く、その分道路側の土留めにRCの擁壁を作っていたりと内容はかなり違うものだった。

お客様もそのつど違うご要望になるものだから各社も違う間取りになってしまい、金額が全然違うとなってしまう。

最近はほぼ同じような建物になってきたようだがそれでも価格差は500万円ぐらいのようだ。

よく当社はまだ残っているなと思ってしまう。
今度聞いてみたいものだ。

でもさすがにこれ以上建物自体でのコストダウンも出来る余地が少なくなってきており、おそらく今週か来週で御結論となる。

間取りや外観とも魅力があり、ぜひ今後ともすすめさせて頂きたいお住まいなのだが・・・・



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