今回の事例は、某分譲地をご購入されましたが地鎮祭当日隣家より嫌がらせがあり、着工直前で区画変更となってしまいましたお客様の変更前のプランです。私自身も完成をとても楽しみにしておりましたプランですのでここでご紹介したいと思います。
お客様は、ご夫妻と一人息子の3人家族です。今まで社宅生活をされていましたが、新しい土地で住まいを構えられることとなりました。ご主人様は機械系のエンジニアということもあり建物の構造や間取りのプランニング(間取り作り)に大変興味を示され、打ち合わせはとても楽しいものとなりました。ご自身でプランを作るソフトをお買い求めになられ、プランを作っては私にFAXを送って頂いたりしておりました。
そんなこともあり、プランのほうは、建物内外において個性的でまた合理的なものとなりました。また、エンジニア同士が知恵を絞った結果、建物の内容の割にはお買い得な価格となっています。ちなみに上記の総工費は、建物本体から水道工事、ガス、外構、付帯、登記などの諸費用などなど一切を含めたものです。もちろん、建物の基本性能は当社自慢の標準仕様で床材のグレードにしても標準仕様です。ですから、「なかなか良いものが出来ましたね」とお客様と喜んでおりました。
1階の階段を中心に家族の動線(人の使い勝手上の歩く線)がうまく出来ていると思います。また、程よくプライバシーとパブリックが混ざりあっています。いろいろな意味でバランスの良い住まいになっているのではないかと思います。
結果的には実現のしなかったプランですがお客様と意気投合をしてプランを一緒に作り上げた思い出に残るお客様と私の作品です。
ごゆっくりご覧下さい。 |