2月は早くも折り返し地点。今月から新しい部署に配属になり、志し新たな気持ちでスタートしたが多忙の日々でどこへやらという感じである。それでも新しいことにチャレンジしようという気持ちは健在だ。
今日は、午前中N邸の工事前最後のお打ち合わせを行った。
一通りのお打ち合わせは終了しているものの、外壁と屋根、玄関ドアだけが決まらずにいたので本日お越し頂きお打ち合わせをして頂いた。
外壁も種類や柄は決まっていたが色だけを決めかねていた。お客様も展示場や実際に建っている建物を幾つも回られたようで、何とか今日決めることが出来た。
外壁は、明るいベージュ系のもの。屋根は、メタリックという光沢の強い黒系。そして玄関ドアは、木質系で茶色のドアから、グレー系のドアに変更となりサッシの色はグレー系となった。これに伴い、玄関ポーチのタイルの色やバルコニーの中の床の色なども決めさせて頂いた。もっと細かいところでは軒天(屋根の裏)の色や柄、外にある柱などの色も確認させて頂いた。
なかなか決めることは多く、昔は忘れないようにチェックリストを持ちながらだったが、最近は慣れたもので何も見ずにお打ち合わせが出来る。それでもたまに洩れることもあり、少し慌てることもなくはない。
ところで現場のご紹介は、案外難しいものである。何が難しいかというと、どこどこにどの色の外壁や柄が使われていて、どういう形の家かを探し調べるのが難しいのである。極めて最近は、全社的にコンピューターに入力し閲覧や検索が出きるよう始まったが、以前までは閲覧できるような資料や図面は無く、かすかな記憶をたどっていたものだ。
二昔し前より、コンピューターで図面を書くようになっているが、図面の管理などは意外にも人力だったのだ。だから、現場のご紹介は案外難しいものである。
私もかれこれ300棟以上設計をさせて頂いているが、紙の図面はほとんど残っていない。1棟の図面枚数は、平均20~30枚になる。どうにも個人的に保管しておく場所も無いため、引越しや大掃除の時に焼却してきてしまった。今思えば、少し勿体ない気持ちもである。
それでもいざという時は、本社にてマイクロフィルムの形で全ての物件が保存されているようなので取り出すことも不可能ではない。しかし、その為に必要な工事名をどれだけ正確に覚えているかが疑問である。 |