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"住まいの日記帳"


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No.49 W君 Oct. 3.2003 Fri

ここ数日とても天気が良く、昼休みたまに外に出るとこのままどこか遠くにドライブにでも行きたくなってしまう。
昼食から戻ってきては、日本地図を広げて今夜家に帰ったらフライトシミュレーションでどこか飛んでみようと思うもののいざその時間になると疲れていてこうして日記だけでも書こうとなるのだ。

さて今日は終日事務所で図面の作成を行った。
T邸医院併用の2世帯住宅である。

8月後半より何回ものお打ち合わせをさせて頂いてきており今回一気にその図面の作成を行っている。

5月ごろお客様に初めてお会いし、地元の工務店や3階建てイメージが強いH社と競合していた。

T邸を担当させて頂いている営業のW君は入社3年目の若者である。
もちろん若いということもあり、それなりに対応の仕方や流れについて指導をしながらの形ですすめている。

お打ち合わせが終われば、話の展開を振り返り整理するだけでなくお話の仕方や、言い回し、身なりや素振りなども注意している。

面白いのは、お客様とお打ち合わせをする度に散髪している感じで髪がどんどん短くなっていく。

彼によく髪を切るねと尋ねると

「いやあー、夏が近づいてきてますからね。」

毎回顔立ちが変わるW君をお客様と一緒によく笑っていたものだ。

そんなW君とすすめていたT邸も8月に無事ご契約頂き、その後の緻密なお打ち合わせが始まったのである。

W君も大喜びでとにかく一生懸命にする。
お客様からの頼まれ事もきっちりと行い、また、逐一自分のほうにも連絡をくれる。

なかなかやるなと思い、ご契約を頂いた時ふと聞いてみた。

「良かったね。これで住宅は何棟目なんだい?」

「いやあー、初めてなんです!」

「えーっ!初めて~!!あれえー何棟かやってるんじゃなかった?」

「いやあー、アパートだったんですよね。」

「本当に~!がーん・・・」

すでに経験はあるのかと思い、そのスタンスで今までお打ち合わせをしてきた。
慌てて今までのお打ち合わせを振り返り何か漏れていないか気になりはじめたのである。

それだけにT邸は、普段は営業がチェックしているところも自分のほうでもチェックすることになった。

お打ち合わせも肌理細かいスケジュールを何回も確認しあいなんとか工事直前までやってきた。
営業にもお客様にもしつこいぐらい多くのことを確認してきた分、お客様にも良かったところもあるようだ。

11月上旬に着工の運びとなるT邸は、W君の住宅1棟目であった。



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