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"住まいの日記帳"


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No.39 平均的な住まい Apr.26.2003 Sat

今日は、いつもの飲み仲間と帰り掛け一杯引っかけてきた。

久々に行った焼き鳥屋で、大生2杯とネギ間2本、ニンニク串焼き1本、野菜串焼き1本、レバー1本、最後におにぎり1個のメニューだった。
時間にして1時間20分ぐらい。
このぐらいがちょうど良い感じである。
ニンニク焼きが一番美味しかったかな。

そして、今はゆったりと落ち着いて日記を書いたりしている。とても良い気分である。更に良い気分にさせているのは、先週、友達がおすそ分け(?)してくれたジャズだ。何でも今は入手しにくい「SUPERSAX&L.A.VOICES」だそうだ。あまりジャズは、詳しくないが、夜遅くになるにつれてなかなか不思議な感覚にしてくれる。ここ一週間以上、夜はこのジャズが流れつづけている。なかなかいい感じである。

ところで、ず~っと前から住宅を計画し続けている某営業マンの自邸計画がいよいよもって計画の終焉を迎えようとしている。早ければ7月8月あたりに着工するかもしれない。

住まいの実例集で紹介している「吹抜け」の家だ。

もちろんそのプランは、数多く作ったプランのひとつでしかなかった。

最終的なプランは、平均的に使いやすく、平均的に見栄えがし、平均的な価格のものである。

この2年(ぐらいかな?)、本当に多くの個性的なプランを作ってきた。2階建てから始まり、3階建てを約1年、回遊し、そして、ちょっとした発想の切り替えで2階建て戻った。

建築とは何かから始まり、平面を一所懸命に高さを立ち上げては空間を検討し、ご家族を巻き込んでは、家族とは何かを考え、タンスから机、お仏壇、ピアノなどなどの緻密な配置計画、プランの中を頭の中で歩いては、入浴中の防水ラジオの置き場がないと大慌てをし出窓を用意したりと、多くを検討しあった。

コメディものの映画にでもしたくなるような感じである。
たとえば、題名は「みんなの家2」とかかな・・・

それだけに、現在の平均的な間取りは、言いかえれば、かなりの検討をした上での最良の間取りということになる。

ご本人はもとより、ご家族全員、また、私自身もやっぱりこれが一番良いのかなという感じだ。

色々な住まいや住まい方はある。格好よすぎるものもあれば、機能的で合理的すぎるものやとことんご趣味を反映している住まい、などなど。

でも、住まいの本質は、ご家族みんなが、いつまでも幸せで明るく楽しく住まえる住まいである。

そのために快適で機能的で使いやすく、見栄えもするような家となる。

そんな意味で最終的な間取りは、その住まいの本質を全とうしているということは間違いないし、こんなに考えたのだからみんなそう感じていると思う。



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